●法人番号公表サイトの利用者が不安感。「セキュリティ証明書に問題あり」との警告が!?

国税庁法人番号公表サイトにアクセスした人たちの間で、パソコンの画面に「このWebサイトのセキュリティ証明書には問題があります。」などの警告が表示されるケースが取り沙汰されています。これは、国税庁が同サイトのセキュリティを強化したことに伴い発生している現象です。

 

法人番号は、国税庁が1法人につき1つの番号(13桁)を指定しているもので、行政の効率化や国民の利便性の向上、公平かつ公正な社会を実現する社会基盤としての役割を担うとともに、その法人番号だけでなく商号や本店の所在地などを公表することで民間による利活用を促進し、番号を活用した新たな価値の創出が期待されているものです。

国税庁の法人番号公表サイトは、金融機関や卸売業を営む事業者などが、新規取引先などの所在確認をするために利用していますが、そういった利用者から「この4月に入り、サイトにアクセスするたびにパソコンの画面に『このWebサイトのセキュリティ証明書には問題があります。』といった警告が表示されるので不安を感じている」といった声が相次いでいます。

これについて国税庁では、「国税庁法人番号公表サイトでは、セキュリティ強化を目的として、平成3041日から、常時暗号化通信「TLS1.2」に対応させました」として、対応後のURLhttps://www.houjin-bangou.nta.go.jpに変更しています。そして、「このWebサイトのセキュリティ証明書には問題があります。」といった警告が表示されることについては、「ご利用のブラウザに政府認証基盤アプリケーション認証局2(Root)の自己証明書がインストールされていない場合に、そういった警告が表示されます」と説明。とくに「TLS1.2に対応していない端末又は、TLS1.2を有効に設定していない端末から公表サイトに接続した場合、閲覧が出来ない可能性があります」と注意を呼びかけています。