「偽造収入印紙」が郵便局で発見されたことを国税庁が公表

平成291226日、国税庁が独立行政法人国立印刷局(印刷局)から「偽造収入印紙が発見された」との報告があったことを公表しました。

 

収入印紙とは、政府が発行する証票で、手数料や税金、罰金などの納付のために使用するもので、国税では主に印紙税を納付するときに使われています。

印刷局によると、偽造収入印紙が発見されたのは、交換請求目的で郵便局に不審な券面額200円の収入印紙(約250枚)が持ち込まれたのが事の発端でした。その後の日本郵便(株)の調査で、他の複数の郵便局においても不審な券面額200円の収入印紙(合計約500枚)が発見されたとしています。

それらの収入印紙を印刷局が鑑定した結果、偽造収入印紙であることが判明しました。

その偽造収入印紙の特徴は次のとおりです。

@  造品は、左上の模様の濃淡形状が真正なものとは異なっている(「ぼかし」がない)。

A偽造品は、下部にある「葉」の輪郭が真正なものとは異なっている(「ぼかし」がない)。

B偽造品は、券面額200円の文字の位置が真正なものとは異なっている(余白上部と接していない)。

こうした印刷局からの報告を受け、国税庁では「今回発見された偽造収入印紙と同じような特徴を有する不審な収入印紙を見つけた際は、お近くの警察署までお知らせください」としています。