●「審査請求書作成・提出時のセルフチェックシート」の活用を!!―国税不服審判所

国税不服審判所が、これまでに提出された審査請求書の審査結果からポイントや誤りやすい事項などを取りまとめ、これを「審査請求書作成・提出時のセルフチェックシート」として、ホームページに掲載しています。

 

「審査請求書作成・提出時のセルフチェックシート」は、審査請求書の記載漏れや添付漏れなどの不備を未然に防止するために、審査請求を行なう人やその代理人が、審査請求書を提出する前に、記載漏れや添付書類の漏れなどの不備がないかを自分で確認するものです。

具体的に、同チェックシートの内容を見てみると、まず、共通事項として審査請求書の提出部数(正本と副本の2通)や、法定の審査請求期間を確認するように指示しています。次に、審査請求書の記載事項の再チェックを求めていて、例えば「審査請求年月日は正しく記載していますか?」、「審査請求人の氏名又は名称は正しく記載していますか?」などと基本的な事柄から点検しなければなりません。

特に請求人にとって記入ミスが多くなるのが、税務署から受けた課税処分の内容を記載する項目。これについても、「原処分庁(税務署の名称)は正しく記載していますか?」や「原処分の通知を受けた年月日は正しく記載していますか?」などといった細かな質問を展開していて、チェック項目を順番通りに点検して行けばほぼ記載漏れなどがなくなる仕組みになっています。

なお、審判所はこのセルフチェックシートについて「審査請求書に添付して提出していただくようお願いします」としています。