●国や自治体が管理する個人情報とマイナンバーとの連携構築作業始まる

国や自治体が管理する個人情報をマイナンバーで結び付ける情報連携とマイナポータルの試行運用が718日にスタートしました。3カ月程度の試行運用期間を経て本格運用に移行する予定です。

 

 国がインターネット上に立ち上げたマイナンバー制度の個人向けポータルサイト「マイナポータル」では、行政機関同士がやりとりした個人情報の履歴を確認することができたり、各種情報保有機関から自分に配信されるお知らせを受信したりすることも可能になります。さらに、あなたにあったサービスの検索ができたり、行政機関や民間事業者へのオンライン申請・オンライン決済などもできるようになります。

 こういったサービスが受けられるようにするためには、まず国や自治体が管理する個人情報をマイナポータルに結び付ける情報連携という機能を構築しなければならないわけで、今回はその構築作業を約3カ月間で終えようとしているわけです。

 さらに、マイナポータルと国税の電子申告・納税システム(e-Tax)や、民間送達サービス(MyPost)と連携していることから、マイナンバーカードを市区町村で作って、そのカードをパソコンにつないだカードリーダーに通してログインすることで、マイナポータルからe-Taxへのログインや、マイナポータルのお知らせ機能で民間送達サービスに届いた資料が確認できるようになります。

 今回の試行期間でそういったマイナーポータルの仮り運用も行われることになっています。