930日までにマイナンバー登録しなければNISA口座利用出来なくなる

日本証券業協会がNISA口座利用者に対し、今年930日までにマイナンバーを証券会社に登録するよう呼びかけています。もし、登録しなかった場合は、平成30年以後の年分のNISA口座は利用できなくなるそうです。

 

マイナンバー(個人番号)とは、国民一人ひとりに市区町村から通知される12桁の番号のことです。そもそもマイナンバー制度は、法律で国民総背番号制にして把握が難しい個人の所得をコンピュータによって名寄せしてすべて把握し、課税漏れを防ごうという政府の思惑によって20161月からスタートしたものです。

したがって、201611日以降に銀行や証券会社に新規口座を開設する場合は、マイナンバーを金融機関に通知することが義務付けられました。20161月から募集が開始されたジュニアNISAについても、本人だけでなく親権者として登録するときの口座に関してもマイナンバーの登録が必須となっています。

201512月末以前に口座の開設手続きをした人については、201812月までに口座を開設している金融機関にマイナンバーを登録しなければなりません。ただし、証券会社に開設しているNISA口座については、今年930日までに証券会社に提示して登録することになっています。

仮に、そのマイナンバーの登録を行わなかった場合は、自動的に来年以後NISA口座は利用できなくなります。そのため、日本証券業協会ではいま、NISA口座の持ち主に対してマイナンバーの登録をするよう必死に呼びかけているわけです。