e-Taxソフト利用時にエラーメッセージ。国税庁が対処の仕方を公表

国税庁がこのほど、e-Taxソフトを立ち上げた際に「受付システムとの接続に失敗しました」と表示された場合の対処の仕方を公表しました。e-Taxソフトの推奨環境を満たした端末(パソコン等)に取り換えるか、ブラウザのセキュリティ設定等を見直すように訴えています。

 

現在、国税庁の電子申告システム(e-Tax)では、電子申告専用ソフト( e-Taxソフト)を立ち上げた際に「受付システムとの接続に失敗しました。(後段省略)」と表示される事象が発生しています。これは国税庁がe-Taxのセキュリティ強化を目的として、今年513日にインターネット通信の暗号化方式「TLS1.0」及び「TLS1.1」のサポートを終了し、TLS1.2に変更したことにともなうものです。

  最新のバージョンのTLS1.2に対応していない環境(端末)からe-Taxソフトを利用すると「受付システムとの接続に失敗しました。(後段省略)」とのエラーメッセージが表示されるわけです。

同エラーメッセージが表示された場合について、国税庁は次のように対処するよう求めています。

まず、e-Taxソフトの推奨環境を満たした端末(パソコン等)に交換するよう訴えています。この場合、端末のOSバージョンとブラウザ等の確認方法については、機種により操作が異なるため、各メーカーへ問い合わせる必要があります。

  次に、推奨環境を満たした端末においては、ブラウザのセキュリティ設定等によりTLS1.2が有効になっていない場合があるので、TLS1.2が有効となっているかを確認することを求めています。

Internet Explorerにおける暗号化通信が有効となっているかどうかは、次の@からBの手順で確認できます。

@    ブラウザのメニューバーから「ツール」→「インターネットオプション」を選択します。

A「インターネットオプション」画面の「詳細設定」タブをクリックし、「セキュリティ」の中の「TLS1.2の使用」にチェックが入っていることを確認します。チェックがない場合は「TLS1.2の使用」にチェックを入れてください。

B確認が終わりましたら、「OK」をクリックします。